
私は軽度の好酸球性食道炎(EoE)患者ですが、発症当初はそこまで深刻ではなかったので、一般的に健康によいとされるヨーグルト、卵、ナッツ類を積極的に摂取したところ、食後に食道の違和感と痛みが悪化。実際に病状が進行してしまった経験があります。
この失敗を教訓に、私は食生活を根本から見直しました。この記事では、その体験を踏まえ、避けるべき食品と安心して食べられる食品、さらに飽きずに続けられる1か月メニューまで具体的にご紹介します。
絶対に避けるべき食品
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- 小麦製品(パン、パスタ、うどん、ラーメン、ケーキなど)
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター)
- 卵(全卵、卵白、卵黄)
- ナッツ類(アーモンド、ピーナッツ、カシューナッツなど)
- 甲殻類(エビ、カニなど)
- 辛味・刺激物(唐辛子、キムチ、カレー粉)
- アルコール飲料
避けた方が良い食品(個体差あり)
- 青魚(サバ、イワシ、サンマ)
- 大豆製品(納豆、豆腐、味噌)※体質次第
- 硬い繊維質の野菜(ゴボウ、セロリ)
- 酸味が強い果物(オレンジ、キウイ)
じゃあ何を食べればいいのか?
安心して食べられる食品
- 白米、玄米(消化に問題なければ)
- さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ
- 鶏むね肉(皮なし)、豚ヒレ肉、赤身牛肉
- タラ、鯛など白身魚(体調に応じて)
- ブロッコリー、にんじん、大根、キャベツ、レタス
- 焼きバナナ、蒸しりんご、梨
- オリーブオイル、米油
- ルイボスティー、麦茶
飽きないための一か月メニュー(サンプル)
※曜日ごとにローテーションを組み、週ごとに食材を少しずつ変えると飽きないです。
1週目例
- 朝:白米おにぎり+焼きバナナ
- 昼:鶏むね肉蒸し+ブロッコリー+白米
- 夜:タラ蒸し+かぼちゃ塩煮+米粉パン
2週目例
- 朝:蒸しさつまいも+ルイボスティー
- 昼:豚ヒレ塩焼き+キャベツサラダ+白米
- 夜:牛赤身ステーキ+大根スープ+玄米
3週目例
- 朝:蒸しりんご+米粉クレープ
- 昼:鶏むね肉のグリル+レタスサラダ
- 夜:鯛の塩焼き+かぼちゃスープ+白米
4週目例
- 朝:白米雑炊(野菜入り)
- 昼:豚ヒレ肉ソテー+ブロッコリー
- 夜:牛赤身ハンバーグ(米粉使用)+キャベツ塩炒め
その他、生活習慣で気をつけるべきこと
- 少量ずつゆっくり食べる(食道への負担軽減)
- 水分をこまめに摂取する(脱水を防ぎ、粘膜を保護)
- 食後すぐに横にならない(逆流防止)
- ストレス管理(ストレスも免疫系を刺激し悪化因子に)
- 定期的な医師フォローを受ける(自己判断で無理に再導入しない)
好酸球性食道炎・胃腸炎と向き合うには、単に”制限”するだけではなく、「楽しみながら食べる工夫」がとても大切です。
適切な食材選びと、飽きずに続けられるメニュー構成で、長期的な健康を手に入れましょう!

